「お友だちと仲良くしてほしい。」
多くの保護者が願うことではないでしょうか。
だからこそ、友だちとのケンカや仲間外れ、嫌なことを言った・言われたと聞くと心配になります。
できればトラブルなく、毎日楽しく過ごしてほしい。
そう思うのは自然なことです。
しかし実は、友だちと仲良くする力は、トラブルを経験しながら育っていくことも少なくありません。
トラブルは悪いこと?
友達との関わりの中では、
・貸したくない
・先に使いたい
・自分の思いを分かってほしい
・相手の気持ちが分からない
など、さまざまな気持ちが生まれます。
大人から見ると小さな出来事でも、子どもにとっては真剣です。
そして、その経験を通して少しずつ
「自分にも気持ちがあるように、相手にも気持ちがある」
ということを学んでいきます。
仲良くする力は練習で育つ
大人でも、初めから上手に人付き合いができる人はいません。
失敗したり、すれ違ったり、相手を傷つけたり、傷ついたりしながら、人との関わり方を学んでいきます。
子どもも同じです。
友達との関わりの中で、
・順番を待つ
・相手の話を聞く
・嫌なことを伝える
・謝る
・許す
といった力を少しずつ身につけていきます。
つまり、友達トラブルは「人と関わる力」を育てる学びの場でもあるのです。
本当に大切なのは
もちろん、相手を傷つける行動をそのままにして良いわけではありません。
しかし、トラブルが起きたことだけに注目するのではなく、
「なぜ起きたのか」
「この経験から何を学べるのか」
という視点で関わることも大切です。
トラブルをゼロにすることよりも、その経験を通して成長できること。
それが、これから長い人生を生きていく子どもたちにとって大きな力になります。
子どもの育ちを守るために
私たちは、子どもを嫌な経験から遠ざけることに意識が向きがちです。
しかし、人との関わりの中で感じる喜びや悩み、失敗や成功の積み重ねこそが、人としての土台を育てていきます。
友達とのトラブルが起きた時は、困った出来事としてだけでなく、子どもが大切なことを学んでいる途中なのかもしれません。
そんな視点で見守る大人が増えることで、子どもたちの育ちはさらに豊かなものになっていくのではないでしょうか。
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