雪の日こそ学べる大事な感覚
小規模保育園だからこそ大切にしたい、0.1.2歳児の育ち
雪の日に外で遊ぶことは、大人にとっては「寒くないかな」「転ばないかな」と
心配が先に立つものですが、0.1.2歳の子どもたちにとっては、日常では味わえない貴重な体験の宝庫です。特に私たちのような小規模保育園では、一人ひとりの様子を丁寧に見守りながら、その子のペースで雪と関われることが大きな強みです。
中央区の保育園だと自然に触れる機会が少ないと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、ばとぅーるこども園はやすらぎ堤からすぐ近くの場所にあるので信濃川を眺めながら四季を存分に感じられる環境が定番のお散歩コースです。

雪の上を歩くことで育つ「体の感覚」
雪の上は、普段の地面とはまったく違います。
少し沈む感覚、滑りそうになる不安定さ、靴の中に伝わる冷たさや音。
まだ言葉で理解するよりも先に、体で世界を知っていく時期です。
雪の上を一歩踏み出すたびに、自然と足に力を入れたり、バランスを取ろうとしたりします。
転ばないように慎重に歩く子、あえて足踏みをして感触を確かめる子、転んでもすぐに立ち上がろうとする子。
その一つひとつが、体幹や脚力、バランス感覚を育てる大切な経験です。「鍛える」というと特別な運動を想像しがちですが、雪道を歩くこと自体が、子どもにとっては十分すぎるほどの全身運動なのです。
「冷たい」「不思議」から始まる感覚の育ち
雪にそっと手を伸ばして、触れた瞬間にパッと引っ込める。
もう一度、今度は少しだけ長く触ってみる。
このやり取りの中で、子どもたちは「冷たい」「溶ける」「濡れる」といった感覚を、頭ではなく体で覚えていきます。
0.1.2歳の時期は、五感が大きく育つ時期です。雪の冷たさ、光の反射、踏んだときの音、空気の匂い。雪の日の外遊びは、五感すべてを刺激する自然教材そのものです。
小規模保育園だからこそ、急がず、並ばせず、「その子が満足するまで触る」「眺める」「試す」時間を大切にできます。
うまくいかない経験が心を育てる
雪遊びでは、思い通りにいかないことがたくさん起こります。
歩こうとしたら滑る、雪を握ったら崩れる、思ったより冷たい。
でも、その「うまくいかない」体験こそが、子どもの心を強く、しなやかに育てます。
転んで泣いてしまった子が、保育者に抱きしめられ、気持ちを受け止めてもらい、少し落ち着いたあとにまた一歩踏み出す。その姿には、「もう一度やってみよう」という小さな挑戦が詰まっています。
この積み重ねが、将来の「失敗しても大丈夫」「助けてもらいながら進めばいい」という安心感につながっていきます。
少人数だからこそ育つ、安心と挑戦のバランス
雪の日の外遊びは、全員が同じことをする必要はありません。
外に出てすぐに満足する子もいれば、じっくり長く関わりたい子もいます。
小規模保育園では、一人ひとりの「今」を大切にしながら、無理なく、でも確かな挑戦ができる環境を整えています。
保育者との距離が近いからこそ、子どもは安心して新しいことに挑戦できます。「見ていてくれる」「困ったら助けてくれる」という信頼関係があるからこそ、雪という少し難しい環境にも向き合えるのです。
雪の日の経験は、目には見えない力として残っていく
雪の日に外で遊んだ記憶は、大人になってもはっきりとは残らないかもしれません。でも、そのときに育った体の感覚、挑戦する気持ち、自然への興味、安心できる大人との関係性は、確実に子どもの中に積み重なっています。
寒い冬の日に、しっかりと着込んで外に出て、雪に触れ、転び、笑い、また歩く。
新潟の冬ならではの養える感覚、その一つひとつが、「今」だからこそ意味のある、大切な育ちです。