「なんでそんなに近づくの?」
「相手が嫌がっているよ。」
「もう少し空気を読めたらいいのに…。」
子どもと過ごしていると、人との距離感が気になる場面はありませんか?
友達とのトラブルや、相手との関わり方に悩む姿を見ると、「なんで出来ないの?」「どうしたら良いの?」と思う方も多いのではないでしょうか。
人との距離感は、生まれつき備わっているものではありません。
そして、「教えればすぐに身につくもの」でもないから、「今」を大切にしたいのです。
人との距離感も、経験の中で育つ力です
言葉を話せるようになること。
体を思うように動かせるようになること。
身の回りのことができるようになること。
子どもは、さまざまな力を少しずつ育てながら成長していきます。
それと同じように、人との距離感も経験の中で育っていく力の一つです。
相手との物理的な距離。
言葉の伝え方。
相手の表情や気持ちを感じ取る力。
「ここまでは大丈夫」「ここから先は嫌なんだ」と考える力。
こうしたさまざまな力が少しずつ育つことで、人との心地よい距離感も身についていきます。
だからこそ、「教えればできる」のではなく、「育つ環境」と「適切な関わり」があって育っていくものなのです。
※ 発達に特性があると、生まれ持った感覚の違いから、スムーズには学びにくいという特性があり、より丁寧な関わりが必要です。
経験することが、何よりの学びになります
友達と遊ぶ。
近づきすぎて嫌がられる。
「やめて」と伝えられる。
自分も同じ経験をする。
仲直りをする。
そんな一つひとつの経験が、「相手にも気持ちがある」ということを実感する機会になります。
もちろん、相手を傷つけることは止めなければなりません。
でも、失敗をすべてなくそうとすることよりも、その経験を次につながる学びにしていくことが大切です。
分かりやすい子もいれば、分かりにくい子もいます
人との距離感を自然に理解しやすい子もいれば、何度経験しても分かりにくい子もいます。
その背景には、発達の特徴や、これまでの経験、育ってきた環境など、さまざまな要因が関係していることがあります。
だから、「何回言っても分からない子」と考えるのではなく、
「この子には、どんな経験やサポートが必要なんだろう。」
という視点がとても大切になります。
子どもだけで学ぶことが難しい場合には、大人が丁寧に橋渡しをすることが必要です。
「相手はこんな気持ちだったかもしれないね。」
「次はどうしたらいいと思う?」
そんな関わりを積み重ねることで、少しずつ理解が深まっていきます。
大人が学ぶ機会を減らしてしまうこともあります
実は、大人がよかれと思ってしていることが、子どもが距離感を学ぶ機会を減らしてしまうこともあります。
例えば、
- 子ども同士で解決できそうな場面でも、すぐに大人が間に入ってしまう。
- 子どもの代わりに気持ちを伝え続けてしまう。
- トラブルを避けるために、人との関わりそのものを減らしてしまう。
もちろん、安全を守るために大人が介入しなければならない場面はあります。
しかし、すべてを先回りしてしまうと、「考える」「感じる」「伝える」「相手の反応から学ぶ」という大切な経験が少なくなってしまうことがあります。
子どもを守ることと、子どもの育ちを守ること。
この二つは似ているようで、少し違います。
安全を守りながらも、育ちに必要な経験をどう支えていくか。
その視点を持つことが、子どもの将来の人間関係を育てることにつながります。
人との距離感は、一生使う力
人との距離感は、友達との関わりだけではありません。
園でも、学校でも、職場でも、地域でも、家庭でも。
人生のあらゆる人間関係の土台になります。
だからこそ、小さい頃から少しずつ育てていきたい力です。
そして、その育ちは子どもだけに任せるものではなく、大人が仕組みを知り、適切に支えることで、より育ちやすくなります。
子どもの未来のために、私たち大人も「育ち」について学び続けることが大切なのかもしれません。
一緒に「育ち」を学びませんか?
子どもの行動には、一つひとつ意味があります。
その理由が分かると、「困った行動」が「育ちの途中」に見えてくることがあります。
予防保育講座 「人との距離感」~ 一緒に学ぼう考えよう ~
8月30日(日) 13:30~15:30 江南区福祉センターきらとぴあ
毎月開催している子育ち学び&ランチ会には、子育て中の保護者だけでなく、保育士さんや子どもに関わる仕事をされている方も参加されています。
また、不登校・発達凸凹お話し会では、それぞれの経験や悩みを安心して話し合いながら、一緒に学ぶ時間を大切にしています。
子どもの育ちは、一人で抱え込むものではありません。
「もっと知りたい」「子どもとの関わり方を学びたい」
そんな方は、ぜひ一度お気軽にご参加ください。
―——🌿もっと知りたい方へ🌿―——
NPO法人適正育成ラボ「ふわっち」では、
「予防保育」を合言葉に
保育・教育・福祉の現場経験を生かし、
子どもの育ちを守る活動しています。
子どもの「安心」と「成長」を支える大人でありたい──
そんな想いで、お話会や交流会、個別相談、団体向け講演や研修など
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