2026.5.27
「社会のルールは、いつ教える?」
~“まだ小さい”それでも大切にした理由~
「小さいうちは仕方ないよね」
子育ての中で、そんな言葉を聞くことがあります。
もちろん、幼い子どもに、大人と同じような我慢や完璧な行動を求めることは難しいです。
でも、だからといって、社会のルールそのものが“子どもだけ別”というわけではありません。
みんなで使う場所。
みんなで過ごす時間。
誰かの大切なモノ。
そうした「社会の中で生きる感覚」は、実は幼い頃から少しずつ育っていきます。
“分かる年齢になったら”では難しくなることも
例えば…
・お友だちのオモチャを勝手に使う
・お店の商品を触り続ける
・順番を待てない
・公共の場で走り回る
・嫌なことがあると大声で泣き続ける
幼い頃はよくある姿でもあります。
でも、そのたびに
「まだ小さいから仕方ない」
だけで終わってしまうと、
子ども自身が
“どうしたら良いのか”を学ぶ機会を失ってしまうことがあります。
特に、臨機応変に考えることが苦手な子ほど、
「何歳になったら急に分かるようになる」
わけではなく、
小さい頃から積み重ねた経験が、とても大切になります。
大切なのは“厳しくする”ことではない
ここで大切なのは、
子どもを厳しく管理することではありません。
「ダメ!」と怒り続けることでもありません。
例えば、
「これはみんなの場所だから、静かにするんだよ」
「お友だちのモノだから、“貸して”って聞こうね」
「順番を待つと、みんな気持ちよく過ごせるね」
そんなふうに、
“なぜそのルールがあるのか”
を伝えていくことが大切です。
ただ止めるだけではなく、
社会の中で生きていくための理由を、一緒に育てていくイメージです。
家庭は“社会の練習場所”
実は、社会性の土台は、特別な体験の時に身に付くのではなく、毎日の暮らしの中で育っていきます。
・使ったモノを戻す
・「ありがとう」を伝える
・順番に使う
・人が話している時は待つ
そんな小さな積み重ねが、
集団生活や社会の中で、とても大きな力になります。
逆に、家庭の中だけでも
「自分中心」が当たり前になると、
園や学校、社会に出た時に、
子ども自身が苦しくなってしまうこともあります。
“今は楽”が未来を苦しくすることも
子どもが泣くから…。
騒ぐから…。
面倒だから…。
つい先回りしてしまうこともあります。
でも、今だけを楽にする関わりが、
将来、子どもを困らせてしまうこともあります。
だからこそ、
無理をさせるのではなく、
年齢に合わせながら、少しずつ社会を伝え、身に付けていく。
それが、未来の「生きやすさ」につながっていくのだと思います。
子どもを育てることは、社会を育てること
社会のルールやマナーは、
単なる“しつけ”ではありません。
相手を大切にすること。
自分も大切にされること。
みんなが安心して過ごせること。
その土台を育てていくことでもあります。
だからこそ、
「まだ小さいから」だけで終わらせず、
今だからこそできる関わりを、
少しずつ大切にしていけたら良いですね。
【学びの場のご案内】
子育ち学び&ランチ会では、
“今ラク”だけではなく、“未来も守る子育て”について、具体例を交えながら、分かりやすくお話しています。
「どこまで伝えたら良い?」
「厳しくなり過ぎない?」
そんな悩みも、一緒に考えていける学びの場です。
毎月第三水曜日開催
10:30〜13:00(自由解散)
モリスバカフェ(新潟市西区坂井東6丁目1-4)
参加費 2,000円(ランチ&ドリンク付き)